2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

語法と様式

中学・高校時代には、マーラーだのストラヴィンスキーだのバルトークだのの世話になって暮らしていた。そうすると、彼らにとって「新しい」ものが私にとって「新しい」ものになり、彼らにとって「古い」ものが私にとって「古い」ものになる。他の領域、たと…

マーラーの交響曲

昨日はストラヴィンスキーの『ペトルーシュカ』の話をした。ついでにマーラーとかバルトークだとかの話もすこしした。せっかく話をしたので、もうすこし続きをする。 グスタフ・マーラーは1860年~1911年に生きていたユダヤ系の作曲家だ。いまではけっこう有…

ペトルーシュカ

今日もあまり用事がなくて、昼からストラヴィンスキーの『ペトルーシュカ』を聴いていた。いちおう現代音楽に入るのかな。しかし、私にとっては、完全な「古典音楽」だ。というのは、クラシック音楽を聴き始めたごく初期に夢中になって、レコードを買ってき…

病臥中

発病して1年になる。年末くらいから自覚症状はほとんどなく、いちおう普通の人みたいに暮らしている。といっても、歩くのはまだ十分ではないし、すこし距離が長くなると休憩しなければならない。食事なども気をつけて食べているので問題はおこっていないが…

脱日教組

新しいニュースが入ってくると、関心があるものだから、しばらく追いかける。そのうち、ニュースが古びてしまうか、あるいは別の新しいニュースが入るかして、古いニュースはもてはやされなくなる。人間は、多かれ少なかれ、そのようにして生きているみたい…

共同体感覚を聴く

昨日はクラウディオ・モンテヴェルディの話をした。彼は1567年に生まれて1643年に亡くなったのだが、それから約200年後の1770年にベートーベンが生まれて1827年に亡くなった。両者の間に200年の歳月があって、それにつれて音楽もまったく違ってしまっている…

モンテヴェルディ

今日も特別の予定は入っておらず、変ったできごとはない。だから書くことも、普通に考えているかぎりはない。そこを無理になんとかと思って、音楽を聴いていたら、ああそうか、古い時代の音楽について書くのも悪くはないなと思いついた。 「古い時代」という…

訪問看護

昨日は記念日のお祝いの話をしたが、今日はお祝いじゃない普通の日だ。そうすると話題がない。なぜ話題がないかというと、「特別のできごと」が起こらないからだ。 じゃあ、実際になにも起こらなかったかというと、そんなこともないので、午前中には訪問看護…

チキンのもも焼

今日は妻の誕生日なので、夕食を作らせてもらうことにした。もう1年以上、台所に立っていない。しかしまあ、むかしは毎日作っていたので、なんとかなるだろう。レシピはローストチキン。 鶏もも肉...2枚 まず、鶏もも肉2枚をフォークでつきさして、火…

病院の外来

3ヶ月ぶりで大学病院の外来にいってきた。去年のいまごろ体調をくずした。はじめは体調不良の自覚はそんなになかったので、アメリカへ行ってみたりしていたのだが、そのうちどんどん調子は悪くなり、いくつかの病院をさまようことになった。それでも調子が…

子育てグループ(3)

子育てグループは好成績で、受講者8名全員が試験に合格された。 昨日の話だが、仕事が終わったあと、先日来宿泊のMさんだけでなく、講師をしてくださったYさんとAさんもわが家に来てくださった。YさんとAさんは私の方から呼びかけて来ていただいたので…

子育てグループ(2)

今日は『パセージ・リーダー養成』の最終日3日目だ。わが家に泊まった遠隔地のリーダー・トレイナーから途中経過を聴くと、きわめて安穏に経過しているようだ。結構結構。今日は試験で、合格か不合格かが決まる。まあ、全員が合格するんじゃないかなと楽観…

子育てグループ

昨日は大津市内で行なわれた『パセージ・リーダー養成』というものを見に行ってきた。『パセージ』(子育てのグループ・セミナー)のリーダー・トレーニングだ。かつて私がやっていたのだが、体力もなくなったし、もういい年だし、後輩に譲った。見学に行く…

観光客危機

私が住んでいる滋賀市の西隣にある京都市は、観光客にすっかり乗っ取られてしまっている。中国人をはじめとして、世界中の若者が押し寄せて、美味しいものを食べあさり、お土産物を買いまくり、ゲームセンターなどにたむろする。さらに、彼らの風俗習慣がわ…

惊奇日本(2)

惊奇日本は、面白いといえば面白いし、くだらないといえばくだらないサイトだ。正面切って、「あんなサイトのなにが面白いの?」と聴かれると、う~んと困ってしまうしかない。なんだろうね。 「食べ歩き」をするわけだけれど、典型的な日本食はすくないし、…

惊奇日本

インターネットに外国人用の屋台(?)が出ていて、しかもたくさんあるものだから、さまざまのバリエーションがある。あちこち見ている間に「惊奇日本」というサイトが気に入って、ときどき見に行く。「惊(りょう)」という字は見たことがないが、「びっく…

少病息災

夜眠れたり眠れなかったり、食事がおいしかったりそれほどでもなかったり、テレビ番組(と言っても実際にはインターネット番組だが)が楽しかったりくだらなかったり、まあさまざまのことが起こる。人間の一日というのはそういうものだと割り切ってしまうと…

チベット仏教

今日は妻が主催でチベット仏教の瞑想会をした。チベット仏教を勉強していたのは元来は私なんだけれど、病気をして1年間も離れていると、すっかりカンがなくなってしまって、かわりに妻が主催をして瞑想会をするようになった。今日の参加者は7人。変ったも…

フィガロの結婚

プラハ国立劇場オペラの巡業、モーツァルトの『フィガロの結婚』を見に行ってきた。フィガロがミロシュ・ホラーク、その恋人スザンナがユキコ・シンジョウ、御主人様の伯爵がイージー・ハーエク、伯爵夫人がアルジュベータ・ポラーチコヴァーという顔ぶれだ…

時間が解決するだろう

アドラーギルド社の未来計画がほぼ決まり、新しい事務員さんを雇えそうな雰囲気になってきている。まだ決まり切らない部分もあるので詳しくは書けないが、まあ4月くらいには新しい体制で動き出せそうだ。詳細が決まれば公開していく。これとは別に日本アド…

稲作文化

ある国の未来は、その国と周辺諸国の関係で決まる。こんなの、わかりきったことなんだけれど、いまの日本国民の多くはそのことを忘れている。なんだか不思議な力でうまくいくように思っているようだ。「うまくいく」というのがどういうことか尋ねても、たい…

脱中国(4)

「野田俊作の補正項 2010年01月01日」から引用する。『外国のアドレリアンと話をする中でよくわかってきたのだが、政治に参加するとは、政治家になることでもなければ、政治家の批判をすることでもなくて、ひとりの市民として国のため世界のためにできること…

脱中国(3)

朝は雪が降っていたが、昼ごろにはすっかり晴天になった。朝8時から10時まで、インターネットで放送(っていうのか?)を視聴する。9時になると妻がやってきて、チベット語のお経を読むこともある。そういうときには私の方は放送視聴をやめて自分の部屋に…

脱中国(2)

中国の国力が急速に大きくなって、無視できなくなった。いま現在の時点についてみるなら、このまま放置すると暴発して、日本の存在がおびやかされる危険性だってある。歴史を動かす法則が日本人と中国人は違っているので、彼らの法則通りに動くなら、日本の…

脱中国

親類がいなくなって夫婦だけになった。妻は瞑想会関係のことで海外とやりとりがあって忙しいが、私は特になにも用事がないので、のんびりと暮らしている。むかしはこういう状態にある種の罪悪感を覚えて、自分にできる仕事を見つけだしては、半分は相手に貢…

巣ごもり

お昼ごろ娘と2人の孫は帰っていった。2日から6日まで、孫たちとその両親がわが家にいた。父親の方は用事があって3日には帰ったが、母親と子供たちは今日までわが家でゆっくりと羽根を伸ばした。 そんなに手のかかる子供たちではない。アドラー心理学育児…

人さまざま

今日は妻の息子が来た。すでに結婚していてすてきな奥さまがおられるが、今回は風邪をめされておいでになれない。娘や息子については、普段の暮らしをそれなりに知っているし、風邪をひいておいでになれないからといってなにも不安はない。息子夫婦の関係に…

魚類変移

いきなり話は変るが、妻とその娘とそのまた息子二人を連れて(というか連れられて)「滋賀県立琵琶湖博物館」へ行ってきた。昨日までは「私は行かない」と言っていたのだけれど、今朝になって、一人で留守番もかなわないなと思うようになって、ついていくこ…

同型の変移(2)

歴史上ある出来事があって、振り返ってみると、ずっとむかしにその発端となる出来事があったように思われる。そのような場合について、先にあった方を《原因》、後で起こった方を《結果》と考えることがある。もちろん、前者と後者の間に物理学的な因果関係…

同型の変移

歴史を振り返ると、事件の根源が実は遠い昔にあって、一見違うように見えながら、よく見ると同じことの繰り返しが何度もおこなわれているんだなと気がついた。根源になる事象Aと結果になった事象Bとの間の因果関係が確認されないままなので、ひとつのスト…