2019-01-01から1年間の記事一覧

調弦

歌を歌い始めた話はこのあいだ書いた。日本の叙情歌(このタイトルはちょっと意味不明だが、童謡と歌謡曲の真ん中あたりの曲をいうのだと勝手に思っている)とシューベルトの歌曲が主たるレパートリーなのだが、もうちょっと色彩の違う曲も歌いたい。しかし…

瞑想の種

昨日は『日本ガルチェン協会』の行事があった。今回は大津市内の施設を借りた。今回の内容は『前行』の復習会。『前行』というのは『予習』という感じかな。具体的には、 1.4つの共通の前行 2.共通でない前行4種 つまり帰依・浄化法・マンダラ供養・グ…

パソコン復活

Windows 7 のパソコンをバージョンアップして Windows 10 にしたんだけれど、音響部分が動かなかった。他はすべて動いているので、捨てるのはもったいないし、どうしたもんかなと困っていた。 たまたま『日本電子機器補修協会 JEMTC』というところが「Window…

時間つぶし(3)

シューベルトの歌も歌い始めた。 野薔薇 (Sah ein Knab ein Roslein stehn) 至福 (Freuden sonder Zahl) 子守歌 (Schlafe, schlafe, holder, susser Knabe) 春の想い (Die linden Lufte sind er wacht) シルヴィアに (Was ist Silvia, saget an) すべて…

時間つぶし(2)

『日本叙情歌全集』は2巻ある。その他に、シューベルトの歌曲集が3巻と、トスティの歌曲集が2巻あるんじゃないかな。なにはともあれ『日本叙情歌全集』からとりかかって、ほとんどの曲を歌ってしまうことにした。私がもっている本は昭和前半期にはじまっ…

時間つぶし

メインのパーソナル・コンピュータを Windows 7 から Windows 10 にバージョンアップしようとしたが、最終的にうまくいかなかった。動かないのはただ1個所で、YouTube の中の Media Player がうまく動かない。メーカーの修復サイトにも問い合わせてみたが、…

ウィンドウズ・バージョン・アップ(3)

バージョン・アップ中のパソコンは音声ソフトが不具合であるために完全ではない。メーカーに問い合わせたりして修復に努めたが、うまくいかない。お昼前に「まあ、いいか」という状態になって、そのまま「放置」することにした。音が鳴らない以外にはなにも…

ウィンドウズ・バージョン・アップ(2)

あかんなあ。ウィンドウズのバージョン・アップ、朝から少しずつ「つめ」ていたが、ちっともつまらない。さてどうしたものか。要するに Solution Menu Ex というものがロードされていないのだ、それってなんだというと、よくわからないんだよね。対策として…

ウィンドウズ・バージョン・アップ

ウィンドウズ-7を根気よく使っていたが、来年1月10日だかに期限切れになって、面倒を見てくれなくなるという。そこで仕方なくバージョン・アップすることにした。半月ほど前から考え始めて、初めのうちはオーソドックスに新しいパソコンを買うつもりでい…

競合と協力

アドラー心理学が勧めている《家族会議》や《クラス会議》は、「協力原理」にもとづいて動く。しかし、地方議会とか国会は「競合原理」で動く。アドラー心理学が教えている会議は協力原理にもとづいており、地方議会や国会は競合原理にもとづいている。これ…

無情説法について

ここ数日は寒い日だ。瞑想を学んでいると、瞑想中には心は明るくなるのだが、瞑想から出ると世界はそんなに明るくない。こういうものなんだと思い込んでいる。いつか、瞑想の境地が広がって、そんなに無理に瞑想に入らなくても、心全体が瞑想状態のままでい…

アドラー心理学と「物語」

この記事も古い記事の再編だ。 なにしろ、保守系も革新系(このごろはリベラル系と自称している。国家解体主義者のくせに「保守系」だと言っているバカもいる。さすがポストモダンだ)も、どちらも西洋近代思想、すなわち競合的なパラダイムに乗っかっている…

6.科学の周辺

魔法というのは、1)相手の自由意思を完全に尊重するふりをして、2)「開いた質問」あるいは複数の「閉じた質問」で系統的に問いかけて、3)次第に相手をこちらの思う方に誘導していく、という対話技術だと思っているのだが、古代人はまったく同じ技術を…

5.「イエスの方舟」と「オウム真理教」

国などの大きなコミュニティが人々にかけている魔法は、人々を不幸な状態にとどめておくことを目的にしているのだと書いたが、それだったらどんな国家制度でも別にかまわないじゃないかと考える人もおられるかもしれない。そんなことはないので、近代国家の…

4.魔法の維持

天皇はある種の魔法でもって生み出される。しかし、魔法の効果が出て天皇が生まれたとしても、その効果を持続させるためには、維持のための操作をしなければならない。そうしないと、魔法はだんだん醒めていく。いままでの経験では、どんなに強烈な魔法をか…

3.ベイトソンの魔法

戦後の占領軍の魔法が垢抜けているのは当然で、大魔法使いグレゴリー・ベイトソンの弟子たちが深くかかわっていたからだ。ベイトソン自身も、戦争中は OSS (Office of Strategic Services) という諜報組織に雇用されて、ラジオ放送での日本向け「ブラック・…

2.選択肢から

昨日は神道の話をしたが、今日からは仏教の話もまぜてゆく。 日本の魔法の根本にあるのは弘法大師の教え、なかんずく『即身成仏義』なのだと思う。それが現代でも日本人の文体の根柢になっていて、われわれの「現代思想」の背景になっている。「嘘でしょ」と…

神道の話

なんとなく『神道』の話をする。そこからだんだんと宗教、あるいは心理学、の話に進んで行くと思う。ちなみに、元原稿があって、『野田俊作の補正項』2014/20/12 あたりだ。ただし、かなり手が入っている。 1.神道の分類 漠然と「神道」と呼ばれているもの…

正統思想

香港はどんどん状態が悪くなるが、しかし私がここでなにか書いてもどうなるものでもない。それよりも、どうにかなるかもしれない話題に方針を変える。 安倍総理大臣の政策は基本的には賛成だ。(「基本的には」というのは、そうでないこともあるということだ…

香港(4)

香港情勢は悪化の一途だ。もう観光であっても香港へ行ってはいけないんだそうだ。つまりわれわれは香港の手助けもできないし、足引っ張りもできないという感じだ。香港は、ある種の「魔界」になってしまった。そこではそれなりの理屈が通っているのだろうけ…

香港(3)

香港の情勢は相変わらずだ。ただアメリカに動きがあり、香港民衆を支援する方向の宣言をした。究極的には香港民衆を、たとえば台湾民衆やアメリカ民衆と同じ程度の権利を持つ人々として認めるべきだと言っている。しかし、実際にはそうはいかんでしょう。な…

香港(2)

香港の様子は毎日ひどくなる。警官隊による学生の「虐殺」はゼロないし数人であったが、今週になってからは複数人になっている。それでも警察側はずいぶん「抑制」しているようだ。これからどうなるんだろうね。法律的には警官隊は「反抗」する学生(ないし…

香港

日本ではあまり報道されていないみたいだが(なぜだ?)、香港で市民トラブルが続いている。そもそもイギリスが中国に返還したのがいけなかったのだが、返還する以外によい方法がなかったのかもしれない。返還後の中国政府の圧政は西側の希望をはるかに超え…

喫茶去

妻が「外食して昼食にしよう」と言う。はいはい。11時ごろに家を出て、瀬田川に沿って歩いて南に下り、もうすこしで石山寺というあたりまで出かけた。天候は快晴で風もなく快適な朝であった。唐橋を超え、新幹線と高速道路の下をくぐると、目的地が見えてき…

ポン酢

今日、長浜まで散歩に行って来た。チベット風の(ほんとかね)「ポン酢」を手に入れたいという思いがあった。今使っているポン酢が長浜近辺の工場で作られたもので、私が住んでいる石山まではその製品は行き渡っていないのだ。そんなに特殊なものではなくて…

主尊の違い

1週間ほど前から『八難から守護してくださるターラー菩薩』という経典の註釈書を英語から翻訳している。ターラー菩薩は日本佛教ではあまり知られていないのだが、チベット佛教ではとても熱心に信仰されている。中でもカギュー派で信仰がきわだっているよう…

旧流派(2)

昨日書いたように、アドラー心理学に関しては私は旧流派に属している。アメリカでは2000年以後の新流派がおそらく多数派だし、日本でもそうじゃないかな。私は旧流派の旗を立てて新流派と戦おうとはしていない。新流派の存在意義はあまり認めていないのだけ…

旧流派

私が教育を受けたのは1980年代の前半期で、シカゴは古風なアドラー心理学が満開だった。私が帰ってから新しいアドラー心理学が咲き始めて、2000年ごろに主流派になった。しかし、私はあれこれ考えてみて、新しい考え方は採用しないことにした。つまり1980年…

累積疲労?(2)

ビタミン剤をのむこと2日目。夜の眠りの性質が変ってきた。寝ついてから夜中まで寝る。30分ほど起きて(午前2時ごろが多い)作業をする。それからまた寝ついて朝まで寝る。このリズムは、ここしばらく変らない。変ったのは、「寝る」部分で、一昨日までは…

累積疲労?

なんだか毎日つらくなる。と言って、具体的に症状が出ているわけではない。頭も痛くないし、お腹も痛くない。熱もないし、血圧も普通だ。おしなべて「ふつう」の体だ。それにも関わらず本人は「つらい」と言い続けている。じゃあ歩けないかというとそんなこ…